2017年12月27日(水)
12月15日(金)18時より、第二回「OneAsiaの会」がNAGOYAマーケティング委員会とのコラボレーション
で愛知県名古屋市にて開催されました。
10月の東京での第一回開催に続き、今後さらなる成長発展が見込まれる名古屋の地において約50名の方
にご参加いただき、OneAsiaの会の顧問も務めていただいております飯田副理事長による開会挨拶にてス
タートしました。
その後今回の開催にあたりご協力いただいた社団法人世界韓人貿易協会(World-OKTA)の名古屋支会支会長、
趙 淳来 氏から同協会のご案内、そしてアジア経営者連合会から馬渕より、当会の案内、続いて株式会社
YCP Japan 古川 英太 氏からOneAsiaの会の趣旨説明をしていただきました。
そして最初のプログラムとして「海外支局ニュース」の発表が副委員長でもある当会台湾支局支局長
の網本氏(桔想國際有限公司)の進行で行われました。
アジア各支局の会員様よりご提供いただいた、それぞれのお取組みを通しての現地での新鮮なビジネス
情報をスライドで披露いただくと共に、当日実際に会場にお越し下さった支局メンバーからはスライド
に記載されている情報よりさらに踏み込んだ最新の現地情報をご披露いただきました。
ベトナム・ホーチミン支局長で副委員長も務める石川社長(ベトナムM&A)からは、前回に引き続き現地
のモータリゼーション化による現地の消費意欲について。
シンガポール支局長で委員長も務める林社長(スターマーク)からはドンキホーテがシンガポールに上陸
し、日系小売業に明確な変化をもたらしているが、今後いつまでその状況が続くか注視していく必要が
あるとのこと。
韓国の新谷社長(NETWING)からはメディアが日常的に報道している日韓関係の悪状況はすべてが真実と
いうわけではなく、ある種の高い好感度も存在しており、日本型の飲食店や輸入食料品は増加してい
る傾向にあるとのこと。
フィリピンの鈴木社長(HallohalloHome)からは現地の交通事情の他、新規事業を興す際のポイントにつ
いてもご説明いただき、メインプログラムの「パネルディスカッション」へと移りました。
パネルディスカッションでは、老舗や伝統芸能のマーケティング支援を主な事業とし、シンガポールと
ベトナム向けにネット通販から海外輸出、販売までを手掛けている委員長の林社長にモデレーターとし
て進行役をお願いし、「NAGOYAからアジアへの事業展開とインバウンドの可能性」と題し、参加者と
の質疑を交えて行われました。
パネラーとして、東京・秋葉原をはじめ、札幌・大阪・沖縄など各空港の免税店を運営し、国内有名ブ
ランドの商品をメーカー直接仕入れにより、上質で低価格な商品を提供。主にインバウンド事業を展開
している株式会社永山の張 永軾 代表取締役、
「日本とアジアの懸け橋に」というビジョンを掲げ、国内ではカービジネス広告事業、キャラクター
イベント、タレントショー、Eコマース等を展開。2011年にタイのバンコクに現地法人を設立し、車メー
カーイベント、屋外広告、交通広告等を手掛ける株式会社 三扇堂の三輪 真裕 代表取締役、
老舗育毛サロン「バイオテック」の全国展開をベースに、育毛商品・サービスのオムニチャネル化に
よるさらなる市場拡大を目指し、2013年にはシンガポールに進出し、国内外での事業の拡大に果敢に
チャレンジし続けている株式会社バイオテック 清水 賢 代表取締役、
1982年に創業して以来、ベンダーとしての販売経験と実績データ、そしてさまざまな業界から得られ
る多彩な情報を駆使し「マーケティングメーカー」として、ものづくりとサービスをボーダーレス(主に
中華圏)に提供している株式会社アイケイの飯田 裕 代表取締役会長兼CEO、
以上の皆さまにご登壇いただき、海外への事業展開を決意されるまでの経緯や、実際に海外展開する
際の注意点や問題点などをご自身のご経験談を通じてわかりやすくご説明いただいたり、ご登壇者
の方々より事前にいただいた、各ビジネスを象徴するお写真を用いての解説など、実経験が基となっ
ているリアリティー溢れる貴重なお話しばかりとなりました。
また質疑応答では会場から非常に多くの具体的な質問が参加者から飛び交い、予定していた質問数を大
幅に超えての直の意見の応酬となりながらメインコンテンツは終了しました。
その後の懇親会では、登壇者・聴講者一斉に交流が繰り広げられ、支局ニュース発表やパネルディスカ
ッションの内容からさらに深掘りした話が至るところで交わされ、参加された皆さまの旺盛な成長意欲
に会場全体が熱気に包まれました。
次回は2月21日(水)に再び東京・品川で開催いたします。
国・エリアを問わず、皆さまの継続的なご参加をお待ちしております。