2016年04月08日(金)
4/5「野田先生と神藏会長の対談」 活動報告
~松下幸之助の経営について~
経営の神様「松下幸之助」の生い立ちから生き方、経営学から哲学について、
松下政経塾で松下幸之助のエキスを直に吸収された松下政経塾2期生で
イマジニア株式会社の神蔵会長をお招きし、貴重なお話を伺う機会に恵まれました。
神蔵会長は現在、松下政経塾の副理事長も務められており、
言わば松下幸之助の門下生筆頭であり、松下教の伝道師。
一方、我等が野田一夫先生は今やコレクターズア イテムにまでなっている名著
「松下幸之助―その人と事業 (1963年)」の取材で、
松下幸之助の暗黒時代直後の全盛期に直に対談された。
言わば松下哲学の記録者。松下幸之助の内と外を知った
お二人の対談はとても興味深く、また、参考にしていかなければならない
エッセンスが満載でした。ここにその一部を披露いたします。
30代の野田先生が全盛期の松下幸之助に直に対談できた理由。学歴もなく天涯孤独で、
おまけに病弱で、成功要因がゼロと言うよりもマイナス要因しかない筈の松下幸之助が
成功できた理由。井深三兄弟や高橋荒太 郎とのペアシステム。
松下幸之助の人心掌握術。天理教からヒントを得た企業経営術。運気の法則。
ダム経営。松下幸之助 53歳、自殺まで考えた不遇時代から、たった10年で
日本一になった要因。ターニングポイントとなる中川電気買収、フィリップス提携、
熱海会議の裏話。鴻海成功のモデルは松下寿。
1時間20分のこの対談はとても刺激的であり、あっという間の出来事でした。
その後はワイン付のコース料理をいただきながら、神蔵会長のベンチャーならでは
の苦労や、これ からの企業経営についてのヒントをいただきました。
松下幸之助を語る野田先生と神蔵会長からは、「数字を追いかけるのではなく絵を描け」
「信じた人に任せる大切さ」「苦労話を笑ってできる老人になれ」「縦ではなく横の
関係を作れ」「日本的経営とその強み」「澤田会長と孫社長の違い」
など、あまりにも濃密で貴重なお話を伺うことができました。
このように貴重な機会を与えてくださったアジア経営者連合会感謝いたします。
アンチエイジング株式会社 代表取締役 野中秀訓