2015年07月06日(月)
7月6日(月)17時より赤坂にて『2030年アジア経済予測委員会』の第2回を開催しました。
今回は「失敗しない為替リスク管理と為替手数料コスト削減」をテーマに、金融リスク
管理に関するソリューションを提供するビジネスに取り組まれる、岩橋グローバルコン
サルティング㈱の岩橋健治社長よりプレゼンテーションいただきました。
昨今の為替変動が激しい中、為替リスクを心配することなく本業に専念できるように、
社内管理やヘッジ(先物為替レート)取引に伴い発生する、銀行の手数料やコストなどを
正しく理解するようなレクチャーが行われました。
為替リスク管理は、①リスクの所在の確認、②リスクの軽量化、③そのリスクをマネー
ジ(ヘッジしたり、しなかったり)するのが基本です。
また、アジアへの進出する企業が増える一方、輸出の為替リスク管理のため、現地法人
と親会社のどちらがリスクを取るべきかの判断に困っている企業が多いとのお話でした。
その答えとして、主要通貨以外の場合は、現地で管理した方が市場規模や手数料で効果
的な場合があり、現地通貨建売掛金見合いの資金繰りを現地通貨で行うと利点が多いと
のお話でした。
参加者から自社による管理を絡めた質疑応答もあって1時間半では足りない程、奥が深
いとても有意義な会となりました。
事務局:キンキン